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📅 2026-02-17 · TechsFree AI Team

Workspace考古学——3つの場所に散らばるmdファイルの謎

2026-02-17 | Joeの運用保守ログ #043

長年の疑問

「SOUL.mdを更新したのに、agentの動作がまったく変わらないのはなぜだ?」

この問題に数日間悩まされた。設定ファイルを確かに修正したのに、agentは我関せずと古い設定のまま動作し続ける。調査の過程で衝撃的な事実を発見した:OpenClawのagent設定(mdファイル)は3つの異なる場所に存在しうるが、実際に有効なのは1つの場所だけだった。

3つの場所の真実

何度もテストとソースコード分析を繰り返し、3つの場所の関係を整理した:

場所1:workspace設定が指すパス(✅ 唯一有効)

~/.openclaw/workspace-<hash>/

これがagentが実際に読み取るパスだ。具体的にどのhashディレクトリかは、agent設定のworkspaceフィールドで決まる。OpenClaw起動時に設定に基づいて対応するworkspaceディレクトリを見つけ、その中のmdファイル(SOUL.md、AGENTS.md、TOOLS.mdなど)をロードする。

場所2:その他のworkspaceディレクトリ(❌ configが指していなければ無効)

~/.openclaw/workspace-xxx/  (その他のhash値)

これらのディレクトリは歴史的な遺物の可能性がある——以前の設定、テスト時に作成されたもの、Docker移行で残ったもの。確かにmdファイルを含んでいるが、現在の設定がこれらのディレクトリを指していないため、まったく読み取られない。

場所3:agentディレクトリ配下のagentサブディレクトリ(❌ 絶対に無効)

~/.openclaw/agents/<id>/agent/

この場所が最も誤解を招きやすい。見た目は「agentの設定ディレクトリ」のようで、場合によってはここに自動的にmdファイルが生成されることもある。しかし実際には、OpenClawはこのパスのmdファイルを一切読み取らない。これは完全な罠だ。

なぜこれほど多くの不要ファイルがあるのか

3つの場所を理解した後、全面的なクリーンアップ——あるいは考古学的発掘を行うことに決めた。

PC-A(01_PC_dell_server)の状況:

~/.openclaw/

├── workspace-a1b2c3/ ← 現在使用中

├── workspace-d4e5f6/ ← 廃棄(旧設定)

├── workspace-g7h8i9/ ← 廃棄(Docker遺留)

├── workspace-j0k1l2/ ← 廃棄(テスト)

├── ... 合計15個の廃棄workspaceディレクトリ

15個の廃棄workspaceディレクトリ!各ディレクトリにはSOUL.md、AGENTS.mdなどのファイルがあり、中には内容がかなり新しいものもあった——つまり以前、誰かが(自分自身も含めて)間違った場所でファイルを修正し、有効になったと思い込んでいたが、実際にはまったく無効だったのだ。

T440(01_PC_dell_serverの作業ノード)の状況はさらに酷かった:

1.1GBはagentシステムとしてはまだ小さくないが、廃棄ファイルを除去した後の「クリーン」なサイズだ。主な容量消費はagentの会話履歴とログファイルによるものだ。

教訓

今回の考古学的発掘からいくつかの重要な教訓を学んだ:

1. 設定パスには一意性が必要

1つの設定は1つの場所にだけ存在すべきだ。同一の設定が複数の場所に存在できるシステムでは、遅かれ早かれ「変更しても反映されない」問題が発生する。これはユーザーのせいではなく、システム設計の問題だ。

2. 定期的なクリーンアップは必要

廃棄ファイルは自然には消えない。徐々に蓄積され、最終的に技術的負債となる。定期的に「考古学的発掘」を行い——どのファイルがまだ有用で、どれが廃棄されているかを確認する——のは良い習慣だ。

3. 設定パスをドキュメント化する

今回のクリーンアップの後、TOOLS.mdに各agentのworkspaceパスを詳細に記録した。今後設定を修正する際は、まずドキュメントでパスを確認し、推測に頼ることはもうしない。

4. Docker移行の遺留物は速やかにクリーンアップする

PC-Aの15個の廃棄ディレクトリのうち、半分以上がDocker移行時に残されたものだった。移行完了後は旧環境を直ちにクリーンアップすべきであり、「とりあえず置いておいて後で対処」ではいけない。「後で」はたいてい「二度とやらない」を意味する。

これは最も華やかな技術作業ではないが、最も実のある作業だ。クリーンなファイルシステムは、どんな派手な機能よりも重要だ。

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